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APOLLO
-クライオ電子顕微鏡用イベントベースカウンティング-

円二色性分散計Chirascan

クライオ電子顕微鏡の新しいパラダイム

ハイスループットクライオ電顕用世界初のイベントベースカメラ

Apolloはクライオ電子顕微鏡用の革新的なイベントベースのDDDカメラです。ハードウェアによりエレクトロンカウンティングを行う次世代センサとカメラアーキテクチャにより、Apolloはクライオ電子顕微鏡用の最高性能のスループットを提供します。

この新しいセンサは、DDDカメラでエレクトロンカウンティングがどのように実行されるかを考慮して設計されています。ディレクトエレクトロン社の超低ノイズのDDDカメラの経験と、クライオ電子顕微鏡コミュニティのリーダーからのフィードバックにより、この野心的なプロジェクトが達成されました。

エレクトロンカウンティングへの完全に新しいアプローチ

既存のDDDカメラで行われるソフトウェアベースのエレクトロンカウンティングではなく、Apolloはセンサ上のエレクトロンイベントを認識しエレクトロンカウンティングを実行し、FPGAハードウェアで各々のイベントのセントロイド化を行い、モーション補正やその他クライオ電子顕微鏡のダウンストリーム画像処理のプロセスに使われる、毎秒60フレームで超解像(67Mピクセル)のフレームデータを生成します。

記録的時間でのデータコレクション

Apolloの超高速オンチップエレクトロンカウンティングという新しいアプローチにより、画質とスピードが劇的に改善され、前世代のDDDカメラよりも最大10倍高いビーム輝度でのカウンティングを可能にし、10分の1の露光時間を可能にします。

制約のないイメージング

その高速フテームと優れたSN比の性能を組み合わせることで、Apolloは非常に広範囲での露出レートで動作します。これにより、クライオ電子顕微鏡の新しいパラダイムを創出します。これまではクライオ電子顕微鏡の実験はカメラの制約を受け、ユーザーはカメラの設定(すなわち特定の電子数、ピクセル、フレームレート)に基づき条件を設定する必要がありました。Apolloはこのパラダイムを変えます。露出に関係なくApolloは動作するのです。顕微鏡のカラム、サンプル、手法の最適条件に基づいて、クライオ電子顕微鏡の実験を設定できるようになりました。

撮影条件とデータスループット双方で結果として得られる進歩は、クライオ電子顕微鏡設備の生産性を大幅に向上させ、構造生物学、創薬及び蛋白質解析のソリューションを加速させます。

全ては低コストで

その結果は並外れたものになります。Apolloは驚異的な性能を提供するだけでなく、トータルコストを抑える、洗練されたカメラです。

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