特徴

• 温度範囲80K - 400K（Cryostream Compact Plusでは80K - 500K）
• 0.1Kの優れた温度安定性
• わずか20分で100Kに到達
• 60Lの液体窒素で最長4日間の運転が可能
• 5L/分、>10L/分の2つの吹付流量モード

動作原理

ポンプは、与圧されていないデュワーから、真空断熱されたフレキシブルトランスファーラインを経由して、コールドヘッドへ液体窒素を流します。コールドヘッド内部では、ヒーターを通過することでほとんどの液体窒素がガスになります。その後、熱交換器の1つの経路に沿ってコールドヘッドの外側へ流れ、温度コントローラーを通ってポンプに到達します。このガスはコールドヘッド内部に戻り、熱交換器のもう1つの経路で再冷却されます。Cryostreamのノズルに入る前に、ヒーターとセンサーによってガス温度が調整され、等温ノズルを通ってサンプルに向かって吹き付けられます。コントローラーに表示される温度は、サンプル位置におけるマッピングされた温度です。

Cryostreamのガス流量はデフォルトで5L/分で、これは1時間あたり約0.6 Lの液体窒素に相当します。つまり、60Lデュワーで最大4日間の連続運転が可能なことを意味し、再充填なしで容易に週末を跨いで運転することができます。必要に応じて、ターボモードに切り替えることによりガス流量を10L/分に増加させることが可能です。

仕様