冷却CCDカメラ 1110Sプラットフォーム
スペクトラルインスツルメンツの1110Sカメラは、現在使用できる大面積のマルチポートシングルチップCCDセンサーに対応するように設計されています。100メガピクセルより大きな CCDカメラでは、最も要求の厳しい科学アプリケーションの要求に応えられるよう、冷凍機冷却と16のマルチ出力ポートが必要になります。1110Sカメラは、非常にコンパクトな構成で、限界のパフォーマンスを提供します。
特徴
- 大面積センサー
- 100Mピクセルまでサポート
- 最大16ポート読み出し
- 冷凍機で-120℃まで冷却
- カスタム仕様に対応
- 天文学・物理学の最先端技術を応用
冷却
1110Sは、冷凍機冷却によって CCDを-120°C まで冷却することができます。冷却は、付属のキャビネットに収納されたコンプレッサーと、カメラヘッドにつながるガスラインによって実現されます。
センサー
1110Sは、e2vの9k x 9k 10µmピクセルCCDを含むマルチポートCCDセンサーに対応するように設計されています。4k×4k、6k×6kもございます。
ビニングされたイメージング
エリア削減と高速化のためのシリアルおよびパラレル ビニング。
カスタマイズされた光学設計
カスタマイズされた窓、レンズ、コーティング。
シャッター
カメラには、さまざまな一般的なシャッターで使用できる内部フレキシブルシャッタードライブが組み込まれています。出力は、外部シャッタードライバーに信号を送るために利用できます。
ソフトウェア
すべてのカメラには、カメラ制御、データ操作、およびアーカイブ用のSI Imageソフトウェアスイートが含まれています。C++ および LabView SDK (Windows & Linux) は、ご要望に応じてご利用いただけます。C# SDKはWindowsでも利用できます。
仕様
Measured Performance of 1110S Camera Optimized for Astronomical Application | ||
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Sensor | Teledyne e2v 231-84 (deep depletion) | Teledyne e2v 290-99 (deep depletion) |
Resolution | 4096 (H) x 4112 (V) | 9216 (H) x 9232 (V) |
Pixel size (µm2) | 15 | 10 |
Image area (mm) | 61.4 x 61.7 | 92.2 x 92.4 |
Read noise 100 kHz (e-) | 2.5 | 2.5 |
Read noise 1 MHz (e-) | 5.5 | 5.5 |
Dark Current -110°C (e-/pixel/sec) |
0.0003 | 0.0015 |
Full Well Capacity (Ke-) | 140 (NIMO) | 90 (NIMO) |
Non-linearity | <1% | <1% |
Outputs | 4 | 16 |
AR coatings available (Te2v "astro-") |
astro broadband, -midband, -multi-2, -ER1 |