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極低温単軸ストレスセル FC100

FC100はRazorbill Instruments社製引張圧縮セルの中で、最も高性能のストレスセルです。FC100は非常に高い単軸の圧力とひずみをサンプルに加えることができますが、1インチボア内に収まるように設計されているため、広範な商用およびカスタムメイドのクライオスタットに対応しています。

概要

  • Cryostrainバナー1
  • Cryostrainバナー2
  • Cryostrainバナー3
  • Cryostrainバナー3

  • 極低温環境下でサンプルに非常に高い荷重を加えることが可能(±90N at 4K)。
  • 荷重センサーを内蔵
  • 小さな設置面積(直径25mm)
  • 1K未満および高磁場環境下で動作。
  • サンプルへの広いアクセス角。極低温SPM測定に適しています。

仕様

FC100
寸法 直径 25.4±0.1 mm
高さ(サンプルボルトを含む) 62±1 mm
重量 100 g
ゼロ荷重で加えられた変位(±10%) 最大変位@300K ±45µm(+20~+120V)
最大変位@4K ±25µm(+200~+200V)
ゼロ伸長で加えられた荷重(±10%) 最大荷重@300K ±140N(+20~+120V)
最大荷重@4K ±90N(+200~+200V)
動作条件 動作温度 300mK未満から325K
磁場 0Tから>30T
フィードバックセンサー レンジ ±200N
感度(ゼロ荷重時) 10 fF/N
初期電気容量 5-10 pF
電源 2チャンネルバイポーラ電源(±200V) RP100

アプリケーション

  • 理論から実験への適合
    理論に予測された構造と特性の関係を実験結果と便利に比較することができることから、単軸ひずみを受けたときの材料の電気特性や磁気特性の研究に、近年かなりの研究努力が費やされえています。こちらの凝縮系物理学における単軸負荷をご参照ください。
  • さまざまなプローブに対応
    ストレスセルFC100は極低温測定システムに理想的なデバイスです。X線回折、走査型プローブ顕微鏡、光学イメージング、磁化率、電気計測などのさまざまな測定プローブに対応します。
  • 加えられた荷重を測定する
    信頼性の高い極低温荷重センサーは、単軸圧力調整の分野において非常に重要なコンポーネントです。サンプルを取り付けるエポキシの変形量に関係なく、サンプルに加えられる荷重は測定された荷重と等しくなります。これにより、サンプルの取り付け方法に関係なく荷重測定が行われることから、荷重測定は変位測定よりも信頼性の高い測定基準となります。

必要機器

最善の結果を得るために、以下に示す機器をご準備いただくことを推奨しています。

  • Razorbill Instruments社製電源RP100はCS200Tだけでなく、他のストレスセルおよびひずみセルと互換性があります。この電源は低ノイズの4象限シンク/ソース電圧(±200V)を出力可能です。
  • フィードバックセンサーを使用するためには、およそ5pFの電気容量を検出する必要があります。高品質で低コストなキャパシタンスブリッジの選択肢としてKeysight社製E4980AL(20Hz-300kHz)があります。
  • クライオスタットへの適切な配線およびフィードスルー。
    FC100には、セルを駆動するための4本の高電圧線と、センサー用の2本の同軸ケーブルが必要です。Razorbill Instruments社では、さまざまな市販のクライオスタットに適切なケーブルやフィードスルーを取り付けるためのキットを提供しています。詳細についてはお問い合わせください。

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